なぜ司法試験に合格できなかったのか【原因1】努力のための努力

ポットンけんいち

なぜ、合格できなかったか?の原因について考える。

元々、第3章では、なぜ合格できなかったかについて書く予定であったが、 ボクシングやサッカーなど途中下車してしまった。

10年連続不合格の反省点:その1「努力のための努力」

さて、恥ずかしいが、10年連続不合格の原因を探ってみようと思う。

反省点 その1 「努力のための努力」

僕は、なんのためにこの勉強をするのかということを強く意識していなかった。
「練習のための練習」「勉強のための勉強」をしていた。
本来勉強とは、合格という「目的」を達成するための勉強であるはずだ。

「結果」をどれくらい意識して行動するか、ということである。 確かに、課題を与えられて、それをこなすのに一生懸命に取り組むのはやむを得ない。すると、そこに集中してしまい、何のためにやっているのか、わからなくなってしまう。
原因は、やる量が膨大にあるから迷子になってしまった。

何をどれくらい「達成」したらいいのかをチェックしながら進む

しかし、何をどれくらい「達成」したらいいのかということをチェックしながら進まないといけない。

例えば、この論点、知識は、本番で「●●」と出題されたとき、このように対応しようとか・・・。出題可能性が低いが、万が一出題された時に全く知らないという事がないように、最低限のポイントのみ抑える。 我慢して絞り込む事で、ブレーキをかければ良かったと思う。この範囲を超えたら、「5秒で飛ばそう」という風に考えておけばよかった。あれもこれもやるから、到達点のコースからずれてしまう。

「努力」上手だが、戦略が下手なんだな。
陸上競技でいうと100m走の選手が毎日、マラソンしているような事だ。

ボクサーが筋トレばかりしてボディビルダーになったりして。
不要な筋肉はいらない。見せる筋肉もいらない。

常に目的にあったトレーニングが必要だということ。

<ポットン’ s Eye > 「戦場を意識せよ!」

受験勉強では、試験現場という戦場、実践現場を常に意識して、行動と結果を考えよ。

ここでの勉強は、本試験会場という戦場で、どのように相手と戦えるのかということを。
結果を意識した戦略的行動をすることだと思う。

兵法で有名な『孫子』の一節ですが、「敵を知り己を知れば百戦危うからず」というところである。

そして、やっていけないのは、抽象的にイメージするのではない。
より効果的にするには、どれだけ具体的、実践的、リアルにイメージできるか。ということだったんだろうと思う。

次回は、その2 「バランス感覚の欠如」ということについて説明する。