ボクシングの基本動作から学ぶ|ビジネスでも基本(根っこ)から考えよう

人生の学び

前回は、「基本」という話しをしてきた。
そして、ボクシング界のレジェンド具志堅用高先輩の基本といものを書いていた。
ついでに、サッカー界のレジェンドカズ選手の基本というものを書いた。

「朝5時」の大切さを書いて、「よしっ!俺も」と思っているのだが、早速寝坊する。
僕は、そんな感じなのである。やる気十分なのだが何かが抜けている。

折角なので、もう少し、ボクシングについて書きたい。

ボクシングという競技

瞬時に相手のパンチをよけて、かわして、ブロックして、相手を殴るスポーツだ。
息は切れるし、殴られると痛いし、減量でお腹はすく。
いろんな面で高度なことが要求される。殴られて死ぬ場合もある。

ボクシングと基本

さて、前回に引き続き、僕の卒業した興南高校ボクシング部は、 有名な具志堅用高先輩を始め、多くのチャンピオンを輩出した名門校である。
そこで、その伝統や指導法の一つであるボクシングの基本動作「ワンツーパンチ」から学んだことがある。

基本動作の確認:基本の動きを200%安定させるべし!

具志堅先輩は、ボクシングの基本動作であるワンツーの重要性をとても力説するボクサーです。

ワンツーパンチとは、ボクシングの最も基本的なコンビネーションで、右構えだと左手が斜め前にあり、その左手を前に出す事をジャブといい、続けて後ろに引いている右手を真っ直ぐに打つ動きは、右ストレートという。
この左を1、右を2と打ち出す動きをワンツーという。

我々の恩師、興南高校ボクシング部の金城真吉監督は、とてもその基本を強く指導する。
このワンツーの基本動作が日本一しっかり打てるのが、興南高校ボクシング部の「伝統」と言えるだろう。
「興南高校の伝統」について、具志堅先輩の武勇伝は、後ほど。

当時、具志堅先輩は、「ワンツーだけでインターハイは、全国チャンピオンになれるぞ!」と言っていた。
ボクシングは、この動きができると、次に続く動きがいくらでもできるからである。
この動きは、全てのパンチの土台となり、軸となり、基本となる動きである。

人は、ある程度基本ができるようになると、次の応用的な動きをしたくなるのが、心理である。
しかし、基本ができたつもりで次に行くから、動きに歪みが出てきておかしくなる。
今回お伝えしたいのは、基本の「質」をあげることである。

なお、具志堅先輩は、世界タイトルマッチ試合は、ボクシングの基本「ワンツーパンチ」で相手を倒しているから凄い。基本で始まり、基本で世界に登りつめたボクサーである。

基本の動きが200%しっかりしているといろんな応用も対応できる。
天才とされる人ほど、基本の質がいい。

イチローの素振り、新庄剛志の遠投、サッカー中田英寿のパス、桑田真澄の投球フォーム。(もう古いか笑) 総じて、磨きのかかった基本である。

僕が思うこと:基本から考えるのはスポーツも受験もビジネスも同じ

「基本」から考えるようにすること、木に例えると、根っこの部分、幹の部分である。次に枝の部分、そして花が咲いている。 僕は、根っこをしっかりとすることだ思う。

多くの人は、花に目がいく。 試験問題だと、初めて出題された問題、ビジネスだと儲け話しなど。

試験問題でいえば、新作問題よりもこれまでに出題された基本問題で得点できた問題でミスはなかったか。
基本がしっかりしていると新作問題にも感が働くし、鼻が利く。そうすると、新作問題も正解するかどうかまでは、わからないが、近いとこまで行く。それでいいと思う。

基本ができて、過去に出題された範囲のある程度も問題が解けて、新しい出題の解答近くまでいける状態であろう。 そうすると、上位合格は、難しいが、試験に落ちることはないであろう。
ポイントは、基本をしっかりして、基本から考えて、仮に新作問題が出題されたとしても、基本から対応できる道筋を立てることである。

この道筋ができるといろんなことに応用できる。ブレない思考法である。これは、仕事でも同じく。経験したことがない依頼でも対応できる思考プロセスである。

ビジネスだと、多くの成功話しが一過性のことが多いし、目先の儲けや金額である。
多くの人は、そこに目がいく。
基本から考えると、10年後も同じ花を咲かせているか。
これが、本当に根っこから繋がって咲いた花なのか。

ビジネスだと、自分の個性を生かす、働く楽しさが根っこの部分だと思う。
そこから繋がって咲かせる花がいい。
根っこから幹がしっかりしていると、毎年、毎年、花を咲かせる。
いつの時代であったとしても花を咲かせる。
そんな仕事がしたいし、そんな人でありたいと思う。

話を戻して、偉大なる具志堅用高先輩まとめ。
世の中には、恵まれた才能を持っている方が多くいる。
しかし、その才能を開花させるものはほんの少しの差である。
朝5時に起きること、基本重視の動き。

最後に。愛すべき具志堅用高先輩の小話を少し。

とはいえ、具志堅先輩は、ボクシング以外の伝説もあるので紹介したい。面白いので是非。

前述したように、高校の道場(ジム)に来て、ワンツーが大事と力説しながら、動作は「右フック」(ワンツー以外の右横から引っ掛けるパンチ)を打っていたりすることもあったので。面白い(偉大な方は、多くのことが矛盾していることが多い。笑)

他にも、 テレビ番組に出演し 「母校・興南高校の伝統は何ですか?」との質問に 「ナショナル蛍光灯です!」 とか、 ナショナルや日立は有名だし、僕でもわかるよ〜という認識だったという。「伝統と電灯」の違いですね。

他に、 座右の銘は?と聞かれて 「左右とも2.0です!」と答えたらしい。 左右の目と、座右の銘を同じに理解だったという。

買っている愛犬の名前は? 「グシ犬」

沖縄県出身とのことですが、家の家紋はなんですか?と聞かれて 「ブロック塀」と回答したという。

最後、タイトルマッチに負けた理由を聞かれて 「試合直前にアイスクリームを食べなかったから」

リングを降りても天才だと思う、尊敬する先輩です。

「今回のテーマ勝者の道(The Way of the Winner)」についてまとめ

物事の上手や成功する要素を大きな軸となる要素は2つ

  1. 規則正しい私生活
  2. 基本を大切にする

ということに要約される。

僕は、伝説の世界チャンピオンからこのようなことを学んだ。
なぜ、ある人はできて、ある人はできない。
その理由は、結局、「夢の違い」なのだと思う。

自分が到着したい場所はどこか。
本当に行きたい場所に本気で行こうと思えば、いけるのではないか。行けなくても近くまで。

この要素を実行するにいろんな壁があると思うが、結局は「夢の違い」
そのためにどう行動するか、そんな感じですね。

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