なぜ司法試験に合格できなかったのか【原因2】バランス良く学ぶべき

ポットンけんいち

なぜ、合格できなかったか?の原因について考える。

原因の1つ目は、なんのためにこの勉強をするのかということを強く意識しておらず、結局「努力のための努力」になってしまっていた反省点をのべた。

10年連続不合格の反省点:その2「バランス力」

何事にも言えるだろうが、バランスが大切である。
「バランス」というのもいろんな受け取り方があるが、ここでは、「必要なことを必要なだけ」という意味で書いてみる。

僕は、当時法律の勉強は、しっかりと理解しないといけない、という認識がとても強く、全てを同じバランスでこなしていた。
しかも、法律の勉強は楽しくて、なるほどこういう考え方も成り立つし、逆の考え方もある。学問的な満足をするには有意義な時間であった。

確かに、やりたい勉強があるし、わからないところは、納得行くまで調べたい。
しかし、そうやって勉強をすると、当然のことだが、時間が足りなくなる。ハマって気がついたらかなりの時間を消費していた。
かゆいところは、血が出るまでかいていた、というところか。
ある程度のところで区切りをつけるということができなかった。

必要な部分と不要な部分のメリハリとバランス

しかし、下手な人ほど、不要なところも必要なところも同じバランス感覚で勉強をしている。
メリハリをつける事が大切だ。自分を俯瞰する事が大切だと思う。
なるほど、真面目な人ほどそのような誤った取り組みをする事が多いし、妥協点を知らない。

納得いくまで理解することは大切なことだが、一回で全てのこを理解することは困難な技だ。
後日理解できることもあるし、繰り返していくうちで理解することもある。
一回目は、5割程度でいいということができなかった。

結局最後まで理解できなかったが、合格した人も多い。
全てを隅々までやることができないのだ!

真面目な性格や、こだわり性分が悪い方向へ向いた。
その時受験対応用の「性格改造セミナー」でもあれば通っていただろう。
要は、限られた時間の中で、最大限の効果を発揮しないといけないのである。
そのためには、バランスが悪い。

<ポットン’ s Eye >「弁当箱理論」

弁当箱に、おかず大盛りでご飯が少ないないという弁当や、すべて大盛りで溢れている弁当だとどうだろうか?
あくまで、お弁当とは、弁当箱に必要なバランスのライスとおかずが必要なはず。
なぜか、受験勉強となると、自分のこだわりで、おかず大盛りでライス少なめとか、好きな肉と卵焼きばかり入れて、自分の好きな食べ物ばかり入れた弁当を作って試験会場に行ってしまう。

普通の幕の内弁当で、合格できたのだ。
今更に思う😊